楽曲と真剣に向き合った先に見える景色
この週末は、暑いくらいの陽気でした。菜の花と河津桜のコラボレーションや、庭のチューリップが花開いている様子など、友人や家族からの花の便りもちらほら。
私が留学していたドイツでは、寒くて暗い冬を経て訪れる「春」は、色鮮やかな花々が咲き乱れ、心ときめく、みんなが待ち遠しく思う季節。ドイツリート(歌曲)の詩の中にも、たくさんの春を想う作品が並びます!それくらい「春」は特別なもの。そして「春」は、出会いの季節!私もドキドキワクワクする、そんな春が大好きです☆(花粉症を除けば…)
さて、今日は、今年度最後のコンクールでした。
先月のピアノコンサート2023を経て、皆、それぞれに成長しています。今回挑戦した子は、元々、透明感のある素敵な音色の持ち主。とても美しく音楽を奏でてくれます。
今回私は、彼には、コンクールとは関係なく、作曲家に敬意を表して、もっと真剣に楽曲と向き合って欲しいと願っていました。そして彼は、私の想いに十分に応えてくれ、一生懸命に向き合い、今日はとても素敵な演奏を披露してくれました♪
「自由に弾きたい、思うままに弾きたい」という想いは、誰しもが持っている気持ちだと思います。しかし、自分の想いばかりを前面に出すのではなく、作曲家と対話をしたうえで自由に歌うこと(不自由の中の自由)は、その作品の価値を高めてくれます。そうすれば、その先の景色は、今までの何倍も、何十倍も美しく輝きます。今までに得られなかった感情が溢れ出てきます。そんな気持ちを味わえたなら、それはとても幸せなことだと、私は思います。今回は、その先に、素敵な結果も♪ 金賞おめでとう!さらなる飛躍に向けて、また頑張っていきましょう☆
今年度も残りわずか。新年度も、それぞれの目標に向かって、ピアノと楽しくも真剣に向き合って欲しいと思います♪
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