ホールレッスン
雪がちらついていたかと思えば、急に春の陽気に。三寒四温とはよく言ったものですね!自宅から徒歩数分の距離に梅園がありますが、ちょうど梅が満開です。どんな状況下でも、季節は巡っているのですね。明日からまた寒くなるようなので、体調管理には気をつけたいものです。
週末、久しぶりにコンサートホールでのレッスンを行いました。以前住んでいた市では、収容人数700人規模のホールに、スタインウェイとベーゼンドルファーの2台のフルコンサートグランドピアノがステージ上に並べられ、弾き比べが出来る企画がほぼ毎月のようにありました。しかもとてもお手頃な価格で数時間貸し切る事ができるので、コンクールを受ける生徒のホールレッスンによく利用していましたが、教室を移転開設してからは、ホールレッスンは初めてでした。
今回は1000人規模のホールを2時間貸し切りに出来るということでした。貸し切りな上、ステージ上に設置されていたスタインウェイがとてもよく鳴って、ホール全体に音が物凄く響きました。バロック時代のアップテンポの曲を弾くと、何がなんだかさっぱり。「ずっとペダルを踏んでいるのではないか?と思った(お母様談)」ほど。
これがホールでレッスンをする意味なんです。どんな風に響くのか…離鍵のタイミングを調整すれば音はクリアになりますが、その調整は自分の耳が頼り。強弱の変化…特に大きな音を出した次の瞬間に小さな音出したい時には、残響を自分の耳で聴いていないと、効果が感じられないどころか、不協和音が発生してしまいます。残り時間3分まで粘って耳を鍛えました。本番のホールは別の会場ではありますが、生徒にとって、「出した音を聴きタイミングやタッチをコントロールする」とても良い経験になったようでした。
本番までまだ少し時間があります。日々の練習でも意識してよく耳を使い、当日は演奏を楽しんで欲しいと思います♪
0コメント