ドビュッシーとフランス絵画
随分とご無沙汰してしまいました。
気づけば、再び、近所の公園の梅が美しく開き、世界では悲しい思いをしている人も沢山いる中で春の訪れを感じ、ホッとする今日この頃です。
ところで、皆さんは絵画鑑賞などされますか?
フランスの画家、クロード・モネの代表作『印象・日の出』。フランス北西部の、とある港町の晩秋の朝の光景を描いた一枚であり、「印象派」という名前の由来となった作品として知られています。数年前にパリに行く機会があり、その際に、モネの作品が多数所蔵されている、マルモッタン美術館を訪れて、この作品を実際に鑑賞してきました。『睡蓮』も素敵だけれども、朝日が水面に当たる事で作り出されるその瞬間の美しい印象を描いたこの作品に魅了され、ポスターを購入。レッスン室に飾っています。
生徒にドビュッシーの作品をレッスンした際に、曲のイメージを膨らませて欲しくて、『印象・日の出』のポスターを示しながら、ドビュッシーや、彼が影響を受けた画家、詩人などの話をしました。すると、何かを掴んでくれたようで、音色がガラッと変わり、表現の幅が拡がりました♪
音楽を演奏するには、練習室にこもって、ただただ楽譜とにらめっこし、指を速く動かすだけではなく、色々な物を見聞きし、感じることがとても重要です。是非、目を外に向けて、色々な事を吸収し、表現豊かな音楽を奏でたいものです。
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