階段鍵盤

 連日の酷暑…マスクを着用しながら過ごす夏…昨年までは想像もつかない夏の風景となっています。校区の小中学校は、たった2週間の夏休みも終わり、この猛暑の中、明日から学校が再開するようです。一日も早く、季節の風物詩を堪能できる、安心して過ごせる日々が再び訪れることを願うばかりです。

 

 日々のレッスンでは、色々な発見や気づきがありますが、まだまだ日本語のままならない小さな子供たちには、”ドレミファ~♪と音が動くと、だんだん音が高くなっていく…” ということが、理解できない場合があります。大人であれば当たり前のこと!と思う事柄も、この世に生まれて数年の子供たちには、当たり前のことではない、ということなのですよね。

 『高い音』『低い音』は理解できても、『高音域での下行形』や『低音域での上行形』を理解することは難しいようで、以前から、小さな子供たちに『音の高低』を理解してもらうのに、四苦八苦していました。私は、自由画や工作が得意ではないので、なんとか言葉で伝えようと色々な物に例えたり、全身を使って説明したりして、これまで、なんとか理解に繋げていました。そんな数年間を過ごしていましたが、最近、とても可愛らしい、素敵な教具を見つけてしまいました!その名も『階段鍵盤』。

 きっと、以前からも存在していたのでしょうし、他にも音の高低の理解に繋げる教具は色々ありますが、直感的に「これは良さそう♪」と思い、緊急事態宣言が出されレッスンをお休みしていた時期に「これを使える日は来るのだろうか…」と不安を抱えつつも、ポチっと購入しました。

 この『階段鍵盤』、鍵盤が階段状になっており、音の高低が視覚的に理解できます!鍵盤を取り外すこともでき、アイディア次第で、平面に並べることも、パズルのようにはめ込むゲームにもなります♪

 ありがたいことに、新しい出会いと共に、この『階段鍵盤』を使える日が思いのほか早くやってきて、既に何度もレッスンで登場しています。今までの苦労は何だったのだろうか…と思うほど反応が良く理解が進みます。今では人気のレッスングッズとなりました☆色々な使い方ができそうなので、どんどん活用していき、素敵な演奏に繋げていければと思います♪


裕子ピアノ教室フロイデ/豊橋市のピアノ教室

ピアニスト幸田裕子が主宰する、愛知県豊橋市にあるピアノ教室です。 ドイツで研鑽を積んだプロによる、本格的なレッスンをご体験いただけます。 ”上手になりたい方”なら、どなたでも大歓迎♪ピアノを通して豊かな感性を育み、音楽を奏でる喜びを味わってみませんか?